数年前に四国巡礼で八十八ヶ所を達成した、高野山も行った事があったけど
阿南のbookoffでこの本を買ってきた。中古で110円なので内容は期待しなかったけど
空海を中心に解説してるが、当時の仏教における最澄と天台宗の関係性も知る事ができた。
1200年以上前の事なので事実関係は色々あると思う思うが、
学生時代に歴史も漢文も授業中に寝てたので勉強になりました!
後夜仏法僧鳥を聞く
閑林独坐す 草堂の暁
三宝之声は 一鳥に聞く
一鳥声有り 人心有り
声心雲水 倶に了了
この歌は空海が高野山?で読んだ詩らしいが、原文は漢文んで書かれているらしい
三宝とは、仏教を開いた釈迦、人々を導く教えを伝える経典である法、人々に教えを広める僧
仏、法、僧を指すらしい。この事を仏法僧と言う鳥の鳴き声を聴いて読んだらしいが
なかなか粋な詩を読むものである。
実際には仏法僧と言う鳥の鳴き声ではなく、コノハズクの鳴き声を聞いたのだと私は思う。
これは山に来るお客さんが、コノハズクと仏法僧の鳴き声が間違って理解されてたらしいと教えてくれた。
その時に、空海の歌は教えてくれなかったけどね!
この本を読んで、高野山の宿坊に泊まって、夜に座禅しながらコノハズクの鳴き声を
聞きながら、空海の気持ちを感じて見たいと思ったよ。
今日も生きてる。