私は人生を62年ほど生きているが、松坂牛は初めて食べる!
今回もまた、写真を撮るのを忘れたよ。
地元を訪ねて美味しいものを食べる旅は面白いね、
お肉なので注文すれば全国配送してくれるので自宅で料理することも出来るけど、
徳島から淡路島を走り、神戸に渡り、和歌山を抜けて三重県の松坂にすき焼きを食べにいくのも冒険だよ!
今回松坂牛のすき焼きを食べたのは、和田金さんで、明治11年創業の老舗らしい。
東京の料亭 和田平で修行した金兵衛さんが創業したらしい、
秋田にカツ丼の美味しい食堂があるけど、イトキン食堂で創業者の奥さんがイトさん、ご主人が金治郎さんでイトキンだったと思う。
店の名前は創業者の思いが込められているね!
ここのすき焼きの美味しさは、昔ながらの菊炭で熱した牛鍋で料理するのが影響している。これも写真がない!
備長炭のような白炭ではなく、美しさを優先して黒光した菊炭なのだと推測した。
松坂牛を厚切りにして、すき焼き肉の厚とは思えないくらい美厚かった!
醤油だれ、砂糖、昆布だしで焼き上げる関西風のすき焼きだった。関東の水分が多いすき焼きとは違うね。
仲居さんの話では、極力水分がない状態で調理するのが秘訣とのことだった。
干し椎茸、人参の薄切り、淡路島の新玉ねぎ、お麩、豆腐も濃厚な味に仕上がって美味しかった。
主役の松坂牛は、ステーキ程の厚みがあるが、柔らかくて確かにすき焼きで肉の旨みを十分に味合わせてくれる。
一人前は2枚ほどで食べる前は、少ないと感じていたが十分に松坂牛の味を堪能させて貰えました。
関東では野菜と出汁が残った鍋にご飯を入れて雑炊にするのが締めですが、ここでは鍋に出汁が残らない!
よって、松坂牛のひつまぶしで締めるようです。
お出汁で炊いたご飯に、焼いた松坂牛のひつまぶし、これが美味かった。
和田金風のすき焼きと櫃まぶしは、自宅で再現に挑戦しようと思う。
もちろん、ガスコンロ、フライパン、だよ、菊炭使い火鉢もないから!
そして、スーパーの牛肉だけどね。
明治11年からのすき焼きは、単純な味なんだけど、濃厚で、菊炭で焼く松坂牛は美味しい香り楽しめた。
まさに詫び錆びの旅にふさわしい松坂牛でした。
今日も生きてる。 元空