Una strada

YAMAHA XTが大好き❣️ 元空

片岡義男の世界

片岡義男の作品は高校から大学にかけて読んでいました。興味を持った理由として最初は登場人物が車やバイクに乗っているのに魅かれたと記憶している。
登場人物の個性を引き立たせる為の車やバイクの車種が印象的で、俺もいつかは彼の小説みたいな場面を生きてみたいと憧れたものです。
特に印象的な作品は
『ドライ・マテーニが口をきく』です、この短編集は面白いです!
煙が目にしみるでは、待ち合わせしたホテルの部屋で恋人を待つ女(秋子)がとても美しく表現されて、そこに現れずに次の待ち合わせ場所を指示する男は超かっこ良かった!男の指示に従い車で移動する女は洗練された美しさが漂う小説です。新潟から金沢、京都を女は移動する!

バブル前の作品なので男はワイルドにそして女は洗練されてキュートに描かれています!
当時私は高校生でcityホテルに泊まったことも無く、洋服のブランド、鞄のブランドは一切理解できなかった。唯一理解できるのは車とバイクの種類でしたね。
大人になったら、彼の小説みたいな女性と出会い、小説の場面を現実にしたいと思っていました。

40歳を越えて、彼の描いた小説に出てきた小物はだいたい手に入れたけどまだ探しているのは、小説に出てくるようないい女との出会いですかね!ここではあえて奥さんは別ですよ!
出来れば高校の義務教育で彼の作品を国語の時間に導入して、こんな素敵な良い女になるように特に女子高を教育したらいいと思います。その結果25歳くらいまでには『ドライ・マテーニが口をきく』の律子みたいないい女に成長するのだけどな・・・

私は小説に出てきたようないい男に成っているかはかなり疑問が残る!これが現実ですね。