沈まぬ太陽：会長室編

会社には魑魅魍魎の輩をはびこらせてはならないと、恩地が心に誓うところで 会長室編・上は終わる。

大企業に勤めたことがないので、労働組合、政治献金、裏金が企業で生み出されて
いく過程が新鮮だった。殆どの社員は少なからずこの企業の病んだ状態を知っていたのだろう。
余りにも大きい闇に、社員は飲み込まれて身を沈めていくんですね。

会社の責任者は、私利私欲を捨てるのは当然としても、株主、社員、顧客、社会に対して常に
責任をもって判断することが求められる。本当に重い職責であることを認識した。

現実に起こっている、会長人事が新聞に報道されるたびに、この小説が思い出される。

自分に置き換えると、初めて職責の重さを理解できました。
私に出来るかどうかは未知数だが、
『出来るがどうかではなく、やるか、やらないか！』
が今の私に求められているようです。

私の人生を全て捧げて、

今の職責を遂行することが株主、社員、顧客、社会への責任と悟りました。