Una strada

YAMAHA XTが大好き❣️ 元空

沈まぬ太陽:御巣鷹山編

この小説の中ではこの航空会社は海外で事故を起こしているようですが、モデルの会社も起こしていたのか?私の記憶では羽田沖の逆噴射による事故と御巣鷹山の事故は記憶にあります。
特に御巣鷹山は当時よくオフロードバイクで走っていたみかぼ林道、ぶどう峠の近くででしたので
私に非常に身近な場所でした、小説の中では日本の秘境と書かれていたが本当に山が深く綺麗な所でした。
当時の新聞で一面に生存者の少女がヘリで救出される写真はかなり衝撃的でした。新聞社に勤めていた友人から事故現場の悲惨さを聞いた記憶があります。この事故で御巣鷹山は日本中の人が知る場所になりましたからね。
しかし、その後ご遺族に関しては報道は時間とともに少なくなり、まったく知りませんでした。
航空会社の保障対応がこの小説に近いものだとすると、企業とはなにかを問いたくなる内容でした。
会社である以上は利益と採算を考えるとは仕方ないことですが、経営幹部の方々はなぜ自己中心なんだろうね?この会社で地位を得るためには良心は犠牲にする必要があったのかな?

先ほどwebで調べたけど恩地のモデルは小倉寛太郎と知りました。下記のリンクから豪快な人柄が偲ばれる。
http://minseikomabahongo.web.fc2.com/kikaku/99ogura.html

作者のインタビューからはこの会社が腐敗していることがわかります。
http://www.bekkoame.ne.jp/~jcau/yamazaki.htm
この会社で本当に頑張っている人には申し訳ないが、会社更生法は避けられない流れだったのではないかな?

沈まぬ太陽をまだすべて読み終えていないが、現状の会社更生法に至った責任は当時の国、政治家にも及ぶ問題だと感じている。続きを読むのが楽しみです!