Una strada

YAMAHA XTが大好き❣️ 元空

ハッピーバースデイを読んで

会社の女の子に貸してもらって、ハッピーバースデイ読み終えました。
「電車で読むのはやめた方が良いです、中年のおじさんが涙ながしてるの奇妙だから」と
注意されながらも、通勤の電車で読み終えました。
確かに涙がこみあげてきました。そして自分自身のこれまでの行動が情けなくて仕方がなかった。
子供、妻、親、友人、回りに人たちに、私はどんな形で接していたかは不安になりました。
自分の行動がその人の心に傷をつけないように、思いやりをもって人に触れることを学びました。

文章はとても読みやすく、自然に心に入ってきた感じです。

子供を持つ親としては、子供に対して、家族に対して、妻にたいして考えさせられる本でした。
親は子供にどんな愛を注ぐべきか問いかける点は、これからの自分を戒める内容だ。
全然違う本ですが、金閣寺も私の感想では、親の子供への愛を描いた作品だと感じています。
その歪んだ愛の中で(愛されていないかも)主人公が成長して行く過程、だれからも愛されないと感じた主人公が、自分を解放するために事件を起こす。これは現在の少年犯罪に似ていると読んできて感じていた。同様に海辺のカフカも私はテーマは家族愛だと思います。
人間は弱い生き物で、死ぬまで、他人からの愛を求めるだと思います。
愛を与えてくれる、人間に巡れ会うことは生きてく上で必要不可欠なんですね。