旅の風景
今回の旅は侘び寂びをテーマとしていた、洗練されたシンプルな美しさ、年月を経て醸し出す美しさを訪ねる旅でした。
帯広から旧士幌線が走っていた、糠平湖ができた時に使われなくなって70年以上経つタウシュベツ川に架かる橋である。前回の北海道旅では林道ゲートに鍵があるのを知らずに訪れることができなかった!
コンクリート製の橋梁は浸水と凍結により経年劣化が進んでいる、おそらくは数年で崩れてしまう、繋がった状態、陸と陸を繋いだ建造物を橋と呼ぶならば、もう暫くすると橋梁では無くなる。
もっとも、鉄道が木材や人を運ぶことをやめて廃線になり使われなくなったので、橋梁の自主性は変わりオブジェとしてここにあり続ける。まさに洗練されたシンプルな美しさ、年月を経て醸し出す美しさを見たよ!
冬には凍結した糠平湖の上を歩いてタウシュベツ橋梁を見ることができるらしい、冬にも訪れて見たいものである。
ばんえい競馬として地元の人に親しまれている競馬だった。日本には本来は野生の馬は生息していなかった、大和朝廷の頃に朝鮮半島から入ってきなたのだろうか? 昔から戦闘、農耕に馬は活躍してきたらしい。北海道では明治から農耕馬が海外から輸入され開拓に人と共に生きてきたようです。
帯広の人たちは農耕馬をばんえい競馬として今も身近なものとして残していると感じました。
たった200mの距離をソリを引いて走るレースですが、面白かった!
500kg以上のソリを引いてデカい馬が走る、歩く姿は迫力がある。
ギャンブル好きの親父さん、子ども連れの家族、カップルがばんえい競馬を楽しんでいるのもいい感じでした。私の父はギャンブル好きで、競輪、競馬、競艇と道楽好きだった。一緒に行ったことはなかったが帯広競馬場に親父の姿を感じたよ!
侘び寂びを味あえた、いい旅でしたよ!
今日も生きてる。 元空