Una strada

YAMAHA XTが大好き❣️ 元空

ミリオンダラー・ベイビー

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昨晩はロードショーの時に見ることが出来なかった『ミリオンダラー・ベイビー』をDVDレンタルを家族で見ました。原作を読んでいるので、ストーリーは知っているはずなのに物語の展開に引き付けられ、各場面での映像表現を期待しながら見ました。

ジムや病室の場面での光の使い方うまく、かっこいい映像になっていました。特にジムで主人公がサンドバックを打っている場面でモーガンフリーマンが現れるシーンでは彼の腰から下に光が照らされて、誰が現れたのかわからない!その暗闇の中から彼の低い声がするとことはとても印象的で、うまい演出に感動した!
さらに病室のドア影から彼の顔は半分だけ映されるシーンでは、主人公が安楽死する場面をみてしまった悲しみと、彼女を眠らせたクリントイーストウッドへの哀れみを眼の表情だけで表現していた。とても綺麗な映像が心に語りかけてくる場面でした!
病室から出たクリントイーストウッドが病院の暗い廊下に消えていくシーンで彼の背中は涙を誘うね!

ストーリー的にはボクシング映画なのだけど、原作者は親父と娘の愛を描いた作品にしたかったと見るとすぐにわかります。この辺が各賞を総なめにした由縁なのでしょうね!
トレーナーは選手をわが子のような感情で育て上げる、それが男性選手ならば最悪の結末が訪れても乗り越えることが出来るが、女性選手を娘のように育てしまうと男として乗り越えるのはかなり困難です。原作の展開が見事すぎる!

自らの力で生きられなくなった時に、最愛の人の手で楽にしてもらいたいね、でもそれを託されたら、はたして実行する決断がくだせるかは難しいですね。
その時に人間はどんなことを考えて気持ちを整理するのでしょうか?まだ私には想像もつかないのが現状です。心中みたいに自らの命も絶てばいいのかな?

奥さん、息子・・・愛するひとを自らの手で楽にすることが私にできるか考えて見ます。また一つ考えることが増えてしまった!