Una strada

YAMAHA XTが大好き❣️ 元空

アメデオ・クレメンテ・モディリアーニ見てきました。

イメージ 1

イメージ 2

新国立美術館で開催中のアメデオ・クレメンテ・モディリアーニ展を見てきました。
首の長い人物画の作品は見たことがありましたが、画家の名前も知りませんでした。
一般教養を養う意味で足を運びましたが、とても面白かったですね。
彼の作品は、瞳を黒く塗りつぶしているものが代表作として評価が高いようです。
彼が初期に彫刻家を志した時の関連性を指摘していますが、私の仮説は以下に示します。

仮説1
作品の出来を自分で評価して、あまりよく出来なかった作品は瞳を書き込まなかった。
生活に苦労していたようなので、人物画は依頼されて書いていたと思われ、作品として出来が悪いもの
およびモデルが美しくないものはあえて瞳を書かずに神秘性をこめて黒く塗りつぶした。
その根拠としては、美しい女性を書く際には、美しいコバルトブルーな瞳を描いている。
特に首飾りをした女性の瞳の色は見事でした。

仮説2
奥さんが恐妻で職業として人物画を書くわけですが、特にモデルの女性に嫉妬して美しく表現することを
禁じた。そこで瞳を黒くすることで美しさを表現せずに神秘性を持たせてモデルを表現した。
そのため、かれは瞳を書き込んだ女性の作品は妻の目に留まらぬように作成および保管した。
よって彼のほとんどの作品は瞳を書くことがなかった。
奥様を描いた作品は温かみがあり、モデルの奥様も優しさと美しさが表現されています。

彼の初期の作品は、首も長くなく、瞳も黒く塗られていません。しかし顔の左右非対称を強調する展などはピカソの画風に影響を受けたようです。

今回の展示物以外にも彼の作品を見てみたいですね、モンパルナス墓地の彼の墓をチャンスがあればたずねてみたいと考えています。