これが紀子さんが最後に作った梅干しである。
昨年の7月に紀子さんがヘタを取り、丁寧に洗い干していた。
この時に、紀子さんは時間が残されていない事を知っていたのかもしれない。
郁子がお袋に、紀子さんが最後に作った梅干しを送ってくれていた。
梅干しの味をこれほど噛み締めて味わったのは生まれて初めてである。
実家にお袋を尋ねて梅干しを口にする事が出来た。
紀子さん、梅干しは良い塩梅に出来てますよ!
今日も生きてる。
これが紀子さんが最後に作った梅干しである。
昨年の7月に紀子さんがヘタを取り、丁寧に洗い干していた。
この時に、紀子さんは時間が残されていない事を知っていたのかもしれない。
郁子がお袋に、紀子さんが最後に作った梅干しを送ってくれていた。
梅干しの味をこれほど噛み締めて味わったのは生まれて初めてである。
実家にお袋を尋ねて梅干しを口にする事が出来た。
紀子さん、梅干しは良い塩梅に出来てますよ!
今日も生きてる。